CHARACTER
参戦機体&キャラクター
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火星の民間警備会社CGSの参番組に所属する少年。
小柄ながら強靭な肉体と精神力を備え、危険な阿頼耶識システムの手術を3度耐え抜いた。
あまり細かいことを気にせず、多くのことに無関心に見えるが、仲間を思う気持ちは誰よりも強い。
一方で敵に対しては冷酷で、戦場では容赦なく命を奪う。
幼少期から生死を共にしてきたオルガ・イツカとは強い絆で結ばれており、彼の頼みならばどんな仕事でも引き受ける。
阿頼耶識システムによる高い空間認識能力を持ち、MSの操縦技術にも優れていたことから、ギャラルホルンのCGS襲撃の際にガンダム・バルバトスで出撃した。
鉄華団結成後も、オルガや仲間のためにガンダム・バルバトスの専属パイロットとして戦い続ける。 -
火星の民間警備会社CGSの参番組隊長。
リーダーシップに優れ、面倒見のいいことから、参番組の少年たちからの信頼も厚い。
幼少期から共に過ごしてきた三日月・オーガスには全幅の信頼を置きつつも、彼から寄せられる期待にプレッシャーを感じており、それに応えようと努力している。
ギャラルホルンの襲撃を機にクーデターを起こし、彼らを虐げていた大人たちを排除して鉄華団を立ち上げ、自らがその団長となった。
その後、クーデリア・藍那・バーンスタインを地球に護送する道程で出会った名瀬・タービンに認められ、鉄華団はテイワズ配下となる。
義兄弟となった名瀬からリーダーとしての在り方を学び、あらためて「家族」である鉄華団を守り抜く決意をする。 -
火星の民間警備会社CGSの参番組に所属する少年兵。
CGSに売られたヒューマンデブリたちのリーダー格で、鍛え抜かれた体躯と強靭な精神力を持っている。
無愛想であまり人を寄せ付けず、ひとり黙々とトレーニングをしていることが多い。
幼少期は商船団で家族と宇宙を渡り歩いていたが、海賊の襲撃によって両親を殺され、弟の昌弘とも生き別れになり、自身はヒューマンデブリにされてしまった。
オルガ・イツカがCGSを乗っ取ったことで自由を手に入れ、今度は自らの意思で鉄華団の仲間となる。
阿頼耶識システムの手術を2度受けており、MSの操縦技術に優れることから、鉄華団では三日月・オーガスに次ぐMSパイロットとして活躍した。 -
鉄華団の所有するガンダム・フレームのMS。
宇宙海賊『ブルワーズ』から鹵獲したガンダム・グシオンをテイワズの技術者が中心となって改修した機体。
グシオンの特徴だった重装甲を腰部バインダーに流用した以外は撤去し、ガンダム・バルバトスの予備装甲に換装したことで、軽量化と稼働時間の延長が図られている。
バックパックにはグレイズの腕を転用したサブアームが内蔵され、武器の使用も可能となっている。
また、接近戦主体のバルバトスに対し、遠距離支援向きの装備として頭部に高感度センサーを搭載しており、照準モードに可変することで、あらゆる射程での精密射撃をサポートする。
さらに取り外されていた阿頼耶識システムは、鹵獲したマン・ロディのものを移植して再登載された。
武装は柄の伸縮が可能な格闘兵器『ハルバード』や、グレイズのライフルを改修した『ロングレンジライフル』などを装備する。 -
タービンズに所属するMSパイロット。
名瀬・タービンの恋人の一人で、彼のことを『だーりん』と呼ぶ。
性格は快活で自由奔放。
MSの操縦技術に優れ、高機動MS百里を自在に操る。
鉄華団がテイワズの傘下になってからは彼らと親交を深め、昭弘・アルトランドらの訓練にも付き合わされている。
名瀬の指示で地球に降下した鉄華団にも同行し、彼らの戦闘を支援した。 -
名瀬・タービンの第一夫人。
かつて傭兵をしていた時代に名瀬と出会い、それ以来、大事なパートナーとして彼を支え続けている。
シングルナンバーの百錬を操る凄腕のパイロットであり、戦闘となれば自ら出撃してMS隊の指揮を執る。
気が強く男勝りな性格だが、同時に深い母性に溢れる女性で、タービンズのメンバーからは『姐さん』と慕われている。 -
月外縁軌道統合艦隊アリアンロッドに所属するMSパイロット。
顔を仮面で隠し、その経歴も明らかにされていない謎の人物。
戦闘では卓越した操縦技術を発揮し、自分と同じ名前を持つガンダム・ヴィダールを愛機としている。
また、マクギリス・ファリドとは浅からぬ因縁があるらしく、指揮官のラスタル・エリオンに対して、彼の動向についての助言をたびたび行っている。
口数も少なく、その素性から同僚のジュリエッタ・ジュリスには当初不審の目で見られていたが、共に戦う中で次第に交流を深めていく。 -
月外縁軌道統合艦隊アリアンロッドに所属するガンダム・フレームのMS。
ギャラルホルン内でも存在が極秘扱いとされていた謎の機体。
その正体はエドモントンの戦いで損傷したガンダム・キマリスで、ラスタル・エリオンの指示によって回収され、修復と偽装が施された。
バックパックには3基目となるエイハブ・リアクターが搭載されているが、これはリアクターの固有周波数を特定されないための偽装用である。
また、コックピットには『阿頼耶識TypeE』と呼ばれる擬似阿頼耶識システムが搭載された。
これはグレイズ・アインに搭載されていた阿頼耶識システムをアイン・ダルトンの脳ごと移設したもので、パイロットにかかる負荷を彼の脳が肩代わりすることで、機体性能を最大限に引き出すことが可能となる。
主兵装として、相手を刺突後に刀身を切り離し、爆発させることが可能な『バーストサーベル』を装備。 -
ヴィダールの仮面を外したガエリオ・ボードウィン。
露わになった顔面にはマクギリス・ファリドとの戦いで負った大きな傷が残されている。
また、体には『阿頼耶識TypeE』の端子が埋め込まれており、機体と一体になることで非常に高い戦闘力を発揮することができる。
ヴィーンゴールヴの地下でガンダム・バエルを望むマクギリスと対面し、彼の目的が純粋な力を得るためだと見定めた。 -
ガンダム・キマリスの宇宙用決戦仕様。
ガンダム・ヴィダールが偽装を解除した姿で、『厄祭戦』時のデータから復元したガンダム・キマリスの形態の一つである。
キマリスの各種仕様の中でも宇宙空間における戦闘を重視した形態で、全身にスラスターを装備し、背部から伸びるサブアームにはシールドを装着している。
また、『阿頼耶識TypeE』も引き続き搭載されている。
主武装となる打突兵器『ドリルランス』は、破壊力を高めるために先端部に回転機構を備え、さらにダインスレイヴの射出装置を内蔵している。
そのほか、接近戦で威力を発揮する『ドリルニー』や、レアアロイ製の『刀』など、決戦仕様にふさわしい強力な武器が多数用意された。 -
地球外縁軌道統制統合艦隊の司令に就任したマクギリス・ファリドの副官。
マクギリスとは監査局時代から面識のある腹心の部下で、口数は少なく、非常に冷静な人物。
コロニー出身者のため、さまざまな差別を受けてきたことから、マクギリスが目指すギャラルホルンの改革を支持している。
MSの操縦能力に優れ、シュヴァルベ・グレイズやヘルムヴィーゲ・リンカーといった扱いの難しい機体も乗りこなす。
圏外圏の事情に精通していることから、『夜明けの地平線団』討伐の際には火星圏に派遣され、鉄華団と共闘した。 -
グレイズと同型フレームのカスタム機。
グレイズの試作機をベースに、より高出力、高機動をコンセプトに改修された機体で、肩部や脚部にスラスターを追加し、背部には大型フライトユニットを装備している。
汎用性に優れたグレイズと異なり、低出力時は機体の安定度が低いためにパイロットの技量を要求されるが、高出力時には大気圏内であっても非常に高い機動力を発揮することができた。
兵装などはグレイズと共通であるが、搭乗者が固定されていることが多く、パイロットに応じたカスタマイズが施されている。
本機はマクギリス・ファリドの専用機であったが、彼がグレイズリッターに搭乗することになったために、部下の石動・カミーチェが譲り受け、宇宙海賊『夜明けの地平線団』討伐の際に使用した。 -
月外縁軌道統合艦隊アリアンロッドに所属するMSパイロット。
平民出身で身寄りのない少女だが、非常に優れたMSの操縦技術をラスタル・エリオンに見込まれ、アリアンロッド所属となった。
拾ってくれたラスタルには忠誠を誓っているが、裏表がない性格で、セブンスターズのイオク・クジャンに対しては容赦なく『バカ』呼ばわりをする。
また、かつてガラン・モッサのもとで戦闘訓練を受けており、彼のことを『ひげのおじさま』と慕っている。
新型機のレギンレイズやレギンレイズ・ジュリアを乗機とし、再起動したハシュマルや鉄華団を相手に激闘を繰り広げた。 -
セブンスターズの一家門クジャン家当主。
ギャラルホルン月外縁軌道統合艦隊アリアンロッドに所属し、第二艦隊の指揮官を任されている。
艦隊司令であるラスタル・エリオンを信奉する一方で、妾の子であるマクギリス・ファリドがセブンスターズに名を連ねることを快く思っていない。
自信家で思慮が浅く、火星ではMAハシュマルが目覚める一因を作ったほか、タービンズ殲滅戦では禁止兵器『ダインスレイヴ』を持ち出したことを革命軍に糾弾されるなどの失態を重ねる。
それでも、本人の人柄の良さに加え、先代当主の人望も厚かったことから、部下たちには慕われていた。 -
火星のハーフメタル採掘場から発掘されたMA。
『厄祭戦』の元凶となった自立型無人兵器の一つ。
人類の虐殺を目的に進化した兵器で、厄祭戦では総人口の約四分の一の命を奪った。
MSと同じくエイハブ・リアクターを動力とし、表面装甲はナノラミネートアーマーによって強固に守られている。
また、機体内部で生産される『プルーマ』と呼ばれる小型機を大量に従えて活動するため、たとえ1機であっても撃退には大規模な戦力が必要となる。
武装は頭部に対人用のビーム砲を装備。
MSに対しては、両腕から射出する運動エネルギー弾と、背部から伸びた『超硬ワイヤーブレード』を用いて攻撃を行う。
採掘場で発見された当初は活動を停止していたが、イオク・クジャンの率いるMS部隊が不用意に接近したことで覚醒し、再び人類殲滅のために動き始めた。 -
鉄華団の所有するガンダム・フレームのMS。
300年前の『厄祭戦』末期に開発された72機のガンダム・フレーム採用機の1機で、エイハブ・リアクターを2基搭載し、これを並列稼働させることで膨大な出力を得ることができる。
本機は火星のハーフメタル採掘場で偶然発見され、発掘後は歳星のMS工房に持ち込まれて再起動とレストアが行われた。
最大の特徴は背部に装備しているレールガンで、2基リアクターの出力によって、弾丸を爆発的なスピードで撃ち出すことができ、禁止兵器である『ダインスレイヴ』の発射も可能である。
さらにこの特徴を生かすために、砲撃モードと呼ばれる四脚形態への変形機能を備えており、発射時の安定性を高めることができる。
搭乗者であるノルバ・シノによって『流星号(四代目)』の名を与えられ、当然のように彼の好みであるピンクの塗装が全身に施された。 -
タービンズに所属するMSパイロット。
名瀬・タービンの恋人の一人で、アミダ・アルカの指揮の下、百錬を愛機として戦う女性。
冷静でクールな性格で、同じパイロットのラフタ・フランクランドと一緒に行動をすることが多い。
地球降下時にギャラルホルンの襲撃を受けたオルガ・イツカらの救援にラフタと共に駆けつけ、その後も鉄華団に同行して彼らの戦闘を支援した。 -
タービンズに所属する百錬の改修機。
ギャラルホルンと敵対する鉄華団を表立って支援できないタービンズが、テイワズのMSであることを隠すために、百錬の装甲を換装した機体である。
元の百錬よりも装甲の軽量化が図られ、さらに地上戦に備えた調整がされている。
背部には開閉可動式の大型スラスター、スカートと脚部にもホバー移動用のスラスターが追加されており、重力下においても高い機動性を発揮することができる。
武装は漏影用に新たに開発された『ショートライフル』と、高い破壊力を持つ格闘戦用の『ヘビークラブ』に加え、従来の百錬の装備も使用可能。
ラフタ・フランクランドとアジー・グルミンの搭乗する2機が、鉄華団と共に地球に降下し、彼らの作戦を支援した。 -
ギャラルホルンが開発した試作MS。
元は阿頼耶識システム用の実験機で、アイン・ダルトンが重傷を負ったことを機に改修が進められ、彼を生体ユニットとして組み込むことで実戦に投入された。
グレイズをベースとしているが、阿頼耶識システムによる人機一体を進める過程で、より人間の脳が自覚しやすい形状となるように腕部と脚部のフレームが延長されている。
結果として全長20mを超える大型機となったが、阿頼耶識システムにより機敏な動作が可能である。
武装は専用の大型アックスや、収納式の機関砲を装備。
特徴的な長い手足の先には回転機構を備えており、それぞれが強力な格闘武器『スクリューパンチ』、『ドリルキック』として使用される。 -
ギャラルホルン火星支部に所属するベテラン士官。
良識を持った老練な軍人で、新兵の教官も務めている。
火星出身の兵士であっても公平に扱い、教え子であるアイン・ダルトンからも心酔されていた。
コーラル・コンラッドにCGSの殲滅を命じられるが、子供を相手にした戦闘を許容することができずに苦悩した末、命令に反して単独で出撃する。
そして、クーデリア・藍那・バーンスタインの身柄を賭けての決闘を三日月・オーガスに申し込み、ガンダム・バルバトスと対峙した。 -
セブンスターズの一家門ファリド家当主。
エドモントンでの戦いの後、失脚したイズナリオ・ファリドに代わってファリド家当主となり、カルタ・イシューの後任として地球外縁軌道統制統合艦隊司令の座に就いた。
さらに跡継ぎを失ったボードウィン家の娘アルミリアと婚姻を結び、セブンスターズ内での地位を確固たるものにしていく。
その後、腐敗したギャラルホルンの改革のためにクーデターを起こし、その象徴たるガンダム・バエルを、自らの体に阿頼耶識システムを埋め込むことで起動させた。